岸田文雄首相(67)は14日、岸田首相官邸で会見し、首相氏と9月の自民党総裁選に立候補しないことをサプライズ表明した。が自総裁を中が主争いtwitch mv自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた対応などで党内支持を失い、民党は茂麻生再選は困難と判断したとみられる。選不心に自民は総裁選で後任を選出する。出馬次期茂木敏充幹事長(68)、候補石破茂元幹事長(67)、破進小泉進次郎元環境相(43)、太郎twitch mv河野太郎デジタル相(61)の「茂破進太郎(もてば・しんたろう)」をはじめとした本命不在のつばぜり合いが1か月以上続く。進む菅氏
岸田首相の自民党総裁選への電撃不出馬宣言。導権次期首相を巡る椅子取りゲームの号砲が鳴るなか、岸田まず手を挙げたのは石破茂元幹事長だった。首相氏と訪問先の台湾・台北で会見し、が自総裁を中が主争い出馬意欲を重ねて表明。民党は茂麻生立候補に必要な推薦人20人の確保は「難しい作業」としながら「出馬したい」と述べた。
政治評論家の有馬晴海氏は次期総裁候補について「ハッキリ言えないんですが、『茂破進太郎』を中心に進むと思っています」と予測した。「茂破進太郎」とは、有馬氏の造語で、茂木幹事長、石破元幹事長、小泉進次郎元環境相、河野太郎デジタル相の4人の総称。「当初は『岸破進太郎』って言ってたんですが…。岸田首相が出ないなら、茂木さんなのかな」と話す。
茂木氏を推すとみられるのが、麻生太郎副総裁(83)。両者はこの日、都内のステーキ店でさっそく約2時間会食した。有馬氏は「岸田首相は、麻生氏の総裁選での協力が見込めなくなったから降りた。だとしたら、麻生氏が茂木氏支援に回る可能性は高い」。ただ茂木氏では刷新感がなく、党内で次期衆院選などでの勝利を見込めないとの声が出てくる恐れがある。「茂木氏だと勝てない気がします。麻生さん陣営は、若手から人気の小林鷹之氏を支援するなどのウルトラCが必要」とみる。
麻生陣営の対立軸として挙げられるキングメーカーが、菅義偉前首相(75)だ。
前回の21年総裁選。首相だった菅氏は支持率の低迷にあえぎながらも、総裁選に出馬する意向だった。そこへ岸田首相が名乗りを上げ、菅政権を批判。菅氏はその後不出馬に追い込まれた。その総裁選で、岸田首相に対抗したのが「小石河連合」の小泉氏、石破氏、河野氏。菅氏のバックアップで3者が協力し、河野氏を支持。決選投票で敗れたものの存在感を見せつけた。
現在は非主流派に身を置く菅氏は、主流派返り咲きへ「手札の『小石河』のうちどれを切るのがベストか見極めている」(閣僚関係者)という。ただ、小泉氏は党三役に就任したことがなく経験不足、石破氏は党内人気が皆無、河野氏は所属の麻生派を離れない限り支援するのは難しいという難点がある。菅氏周辺は「一本化は必須」と強調しており、動向に注目が集まっている。
政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「茂木氏、小泉氏、小林氏は20人の推薦は集められる。石破氏を含めて、残りはまず推薦が集まるか」と指摘する。次期総裁は早ければ秋にも行われるとみられる次期衆院選へ向け「選挙の顔」としての資質も求められる。派閥の縛りがないなか、本命不在の総裁選レースが始まった。
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